外交官と結婚


昨日のつづき。かもしれない。
もしもあの時にAではなくBの道を選んでいたら……という話が好きな人に、なんだかいらいらとしたことがあった。人生は選択の連続というけれど、いくつかの選択肢の中からひとつを自分の意志で選びとるというようなことが一回でもできていたんならラッキーじゃないか。しかも「今」だって(私から見れば)ちっとも悪くないのだ 牛證

たとえばAとBの二人の男性にプロポーズされて、Aと結婚して社長夫人になった人が、Bと結婚していたら外交官夫人だったのに……と言うみたいに、レールの終点を知っていて始点を見るようなことを言っても意味ないんじゃないかと。もしかしたらBは、あなたと結婚したら外交官にはなれずにどこかで失職していたかもしれない。そうして、社長になったAと結婚した方が良かったと思うんじゃないか。
つまり、選んだ地点に戻ってやり直せば未来はまた違ってくるのだから、もしも社長夫人じゃなく外交官夫人になりたいのなら、今から社長とは離婚して外交官と結婚する方法を考えればいい。なんだかひどく馬鹿げた例だけど 。

結局「今」なんだよね。
物事にはいろんな側面があって、見る人によって真実も違う。分かるのも、変えられるのもじぶんのことだけ。
だから、だれより自分が最良と思うことをして、だれより自分の行きたい方向へできるだけ向かうようにするのが一番後悔が少ないというか。あのときもしもこうだったら……って遠くを見て嘆くんじゃなく、あの時はこうだったけど今はこうだから、今こうしよう、これからこうしようって、命を引っ張って運んでいくのが運命なんじゃないのと。まあ、そんなことを考えたのは、これを観たからなのかなあ iphone screen protector
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